「手賀沼の自然と親しむ会(第四回)」

平成二十一年四月十日(金曜日)
今日よりメンバーが一人増えて、沼南の手賀沼ふれあい道路を歩くことにした。
九時半に親水広場に集合し、桜が満開の遊歩道を行き、目的地の将門神社までの片道六粁の自然に親しむ会だ。沼から吹く風に身をまかせ、蓮の群生地まで来ると白鳥が卵を温めているのを間近に見ることができ、心が和み、しばし見守っていた。
近くの土手には芹を摘む人たちで賑わって、のどかな春を満喫し、いよいよ将門神社を目ざし沼南の古い民家が立ち並ぶ間を歩いた。
将門神社は坂東武者を英雄とし将門を祀る神社で社殿は小さいながら見事な彫刻で飾られていた。境内には庚申塔群があったが、それぞれが苔むしていて判読不明なのは残念だった。
 今回は初めて訪れる場所もあって、往復十二粁の自然と歴史に親しむ会であった。     (田口 ふみ)
「遊歩道を歩いて」(会員)
あやめ田のオタマジャクシやザリガニに 
         園児らの声ひびきわたりきぬ     栗田 律恵
手賀沼の岸辺の桜咲きみちて 
        スキップする子らの歓声きこえくる   飯高 美和子
手賀の道見知らぬ同志すれちがふ
         朝の散歩に軽くほほゑむ        黒澤 里子
沼杉の球果をつけしひと枝を
         折りて歩めり沼に沿ふ道       田口 ふみ  
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